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平成24年度女子U-16日本代表チーム 第1次強化合宿開催報告

2012年11月29日

 平成24年度バスケットボール女子U-16日本代表チーム第1次強化合宿が11月26日(月)から28日(水)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて開催されました。女子U-16日本代表チームは、来年11月に開催が予定されている「第3回FIBA ASIA U-16女子バスケットボール選手権大会」へ向け、日本代表候補メンバー20名が参加し、ゲームを中心とした選手の技量を見極める選考合宿となりました。

 林 慎一郎ヘッドコーチは選考基準について、「日本としてスピードも必要ですが、1on1の強さ、ディフェンスの強さという強さを基準として選手たちの素質を見ていました」と話します。合宿期間中、女子日本代表の内海 知秀ヘッドコーチも訪れ、「オフェンスとディフェンスでの力強いプレイはもちろんですが、ミートやキャッチなどひとつひとつのプレイを力強くすることが今後のキーになります。間宮(佑圭選手/JX)がなぜ世界で通用したかと言うと、体の強さやプレイでの力強さがあるからです。世界と戦うためにも、このジュニアカテゴリーからその意識を植えつけさせて、プレイさせることを徹底させて欲しい」と、女子U-16日本代表チームへお願いしました。

 このカテゴリーではアジアを制し、世界選手権でも成績を残してきた林ヘッドコーチは、「日本のスタイルとして、オールコートでの展開が必要であることは、これまでの大会を通じて行なってきて、手応えも感じています。小さい民族なので、小さいエリアでゲームをしようとしてもなかなかうまくいきません」と、これまでの経験を話し、意見交換をしました。女子日本代表から女子U-16日本代表まで一本化した強化体制を作り、「速いバスケットから力強いバスケット」をテーマに掲げて、今後も世界と戦っていきます。

 今回のメンバーには早生まれの高校生も選ばれており、12月23日(日・祝)から始まる「ウインターカップ2012」に出場する選手もいます。後藤 沙奈選手(山形市立商業高校1年)は、「他のインサイド陣には負けたくないです。3Pシュートも得意なので、相手のマークが離れていたら、どんどんシュートも狙っていきたいです。ウインターカップに出るからには優勝を目指します」と話し、木村 珠貴選手(聖カタリナ女子高校1年)も、「日本代表候補に選ばれたからにはしっかり自覚を持ってプレイして、ウインターカップでもチームに貢献したいです」と、この合宿に参加できたことを自信にし、ウインターカップへ向けた意気込みを話してくれました。

 合宿を終え、林ヘッドコーチは選手たちに「このチームは、必ず世界に出なければいけない」と話し、意識を高めました。次回合宿は来年2月を予定しています。