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新リーグ(Aリーグ)リーグ名称・リーグロゴデザイン・各チーム名称 発表記者会見報告

2012年9月21日

 公益財団法人日本バスケットボール協会・新リーグ運営本部は、9月19日(水)都内にて「新リーグ(Aリーグ)リーグ名称・リーグロゴデザイン・各チーム名称 発表記者会見」を実施いたしました。

 発表された新リーグ(Aリーグ)の名称は、「NBL(NATIONAL BASKETBALL LEAGUE)」。我が国のトップリーグとして確固たるリーグとする意志を表明すべく“NATIONAL”(国家の)という言葉を用いました。また“N”にはNEW(新しい)、NIPPON(日本)という意味も込められています。なお、Bリーグの名称やロゴデザインに関しては、決まり次第、あらためて発表いたします。

 ロゴデザインは、赤と緑の2色でデザインされており、赤は「競争」「日本」、緑は「協調」「公益」を表現しています。また、シンプルで保守的ながらも、日本の他のリーグではあまり見られないエンブレムデザインを採用しました。NBLというリーグ名称は他国にも存在するため、2つのロゴパターンを用意し、パターン2では「JAPAN」を組み込んでいます。

 NBLは2013年9月より12チームで開幕し、2014年4月までレギュラーシーズンを行い、プレーオフは5月に開催を予定しています。また、レギュラーシーズンの試合数は1チーム当たり54試合程度を想定しており、年内のスケジュール決定へ向けて協議を進めています。参加チームの正式名称には、地域名付与を義務づけて、地域密着を目指したチーム作りを行います。

 【2013-2014シーズン NBL参加チーム名称】
 レバンガ北海道
 リンク栃木ブレックス
 デイトリックつくば
 千葉ジェッツ
 日立サンロッカーズ東京
 トヨタ自動車アルバルク東京
 東芝ブレイブサンダース神奈川
 アイシンシーホース三河
 三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋
 兵庫ストークス
 熊本ヴォルターズ
 未定

 未定となったチームは、休部報道があったパナソニックトライアンズであり、その件についての説明も行われました。丸尾本部長は、「新聞報道の通り、バスケットボール部は休部をする方向で会社検討に入っており、13年の新リーグにあたって参加表明したが、今後ご迷惑をかける前に早い段階で参加を見送りたい」という連絡があったと説明しました。また今後について、「パナソニックと現行チームの対応について検討していきます」と述べました。

 山谷 拓志 副本部長も、「チームはバスケットボールの財産であり、一朝一夕でできるわけではありません。NBLとして、この財産であるチームを様々な形態も含めて継続できるように考えていきます。チームが全くなくなることは避けなければならず、絶対に残すことを目指したいと思います」と述べ、NBLも積極的に協力する意向を示しました。  また会見前日、国際バスケットボール連盟(FIBA)のパトリック・バウマン事務総長と会談した新リーグ運営本部 丸尾 充 本部長は、「NBLについて説明したところ、理解していただき、どんな形でもサポートさせてもらうというお言葉をいただきました。各国のバスケットボールリーグ事情をアドバイスいただきながら、NBLの発展へ向けて進めていきます」と説明し、国際連盟をはじめとする海外からの協力も得ながら、NBLを盛り上げていく決意を語りました。