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オリンピック出場権獲得へ向け、越えなければならない中国戦

2011年8月25日

 「第24回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権 長崎/大村大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選」は予選ラウンド最終日を迎えました。

 先に行われたレベルⅡは、昨日の時点でマレーシア、カザフスタン、インドネシアが3勝1敗、それをウズベキスタンが2勝2敗で追いかける混戦状態。2チームしか進むことができない入替戦へ向けて、熾烈な戦いとなりました。

 まず今日の第1試合でインドネシア、第2試合でカザフスタンが順当に勝利し、4勝1敗。残るゲームは3勝1敗のマレーシアと昨日インドネシアに惜しくも敗れた2勝2敗ウズベキスタンの対戦。どちらも譲らない展開は最後までもつれ込むも、最後はマレーシアの3Pシュートで引き離し、65-58でマレーシアが勝利。

 以上の結果により、インドネシア、カザフスタン、マレーシアの3チームが4勝1敗と並びましたが、順位決定方法により、ゴールアベレージの差でマレーシア(レベル・1位)とカザフスタン(レベル・2位)に決定。
 8月27日(土)、レバノンとインドと入替戦を戦います。組み合わせは、午後3時よりスタートするレバノンvsインドの直接対決の結果次第となります。この模様はJ SPORTSにて生放送中。

 レベル・は順当にアジアの4強である中国、韓国、日本、チャイニーズ・タイペイが準決勝進出を決めました。本日、韓国が没収試合を行わない限り、韓国の1位、チャイニーズ・タイペイの4位が決まり、日本の準決勝の相手が中国になることが濃厚です。

 今日の日本の対戦相手はその中国。過去、FIBA、FIBA ASIA主催大会において4勝(22敗)しか挙げられていない強敵です。日本の平均身長176.8cmに対し中国は188.4cm、その差は約12cmもあり、越えなければならない高い壁です。

 昨シーズン、中国プロリーグでプレイした#8石川幸子選手。以前、所属チームのコーチが士気を高めるために「日本や韓国と戦っている時のように戦え」という指示が普通にあり驚いた、というエピソードを話してくれました。自らスペインや中国の海外リーグへの道を切り開いた石川選手。中国戦へ向け、「準決勝で対戦することが決まりかけているので、今日の試合ではしっかり勝って、予選ラウンドを終わりたいです。韓国戦の前半は良かったですが、後半は追い上げられて負けてしまいました。40分間通してしっかり先攻していけば良い流れになると思います。日本らしく、激しいディフェンスからブレイクをしっかり出せるように頑張ります」と意気込みを語りました。

 ハヤブサジャパンメンバーの中で唯一オリンピックを経験している#13大神雄子選手。それゆえに、「経験値は中国の方が上」と認めた上で、「その経験を任すためにも、練習でやり続けてきたことをゲームで全部出すことに尽きます。今大会はどのゲームもスタートダッシュができており、今、勢いに乗っています。それをプラスに考え、良いスタートを切ること、そして40分間やり続けることが重要です。あとは気持ちです。それは見えないものですが、強い気持ちが入れば自然とプレイも乗ります。勝ちたいという気持ちをチーム全員で、また応援してくださる皆さんと一緒に戦えれば、絶対に中国も打破できると思っています」と、勝利に必要なことについて語りました。

 今大会も残る3試合。最後の最後に歓喜の輪を作るためにも、今日の中国戦に勝って一気に弾みをつけます。本日は多くの方のご来場が予想され、チケットはA席、B席はすでに完売。SS指定席、S席も残りわずかとなっています。チケットは会場(当日券)または、「チケットバスケット」にてお買い求めいただけます。

 また、8月27日~28日開催される決勝トーナメントのチケットも「チケットバスケット」にて好評発売中。オリンピック出場へ向けて、ハヤブサジャパンと一緒に戦い、一緒に感動を分かち合いましょう。