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「東日本大震災」被災地復興支援 女子日本代表国際親善試合2011 第1戦 長崎大会

2011年8月4日

 「東日本大震災」被災地復興支援 バスケットボール女子日本代表国際親善試合2011(兼 第24回FIBA ASIA 女子バスケットボール選手権 長崎/大村大会 兼 2012年ロンドンオリンピック アジア地区予選 壮行試合) 第1戦が長崎県立総合体育館(アリーナかぶとがに)にて開催されました。
 会場には長崎県出身の歴代オリンピック選手のパネルが掲げられ、バスケットボール界からも浜口秀樹さん(1972年モントリオール大会)、小磯(旧姓:濱口)典子さん、永田睦子さん(ともに1996年アトランタ大会)の3名。ハヤブサジャパンもこの先輩たちに続くため、本番前の最終調整となるカナダ戦を迎えました。

 開始早々から会場のファンの大声援が後押しする中、197cmの#4PHILLIPSを相手にディフェンスで存在感を示した#5髙田が先制点を挙げると、続けて#8石川のドライブイン、#7三谷の3Pシュートが決まり好スタートを切る。さらには、#13大神はドライブインから反転してディフェンスを交わしレイアップを決め、観客を魅了。第2ピリオド開始早々には、#11木村の3Pシュートが決まり20-12。その後、初の日本代表選出となった#9久手堅、#14大庭らを投入。しかし緊張からか攻め手を欠き、逆にカナダに連続得点を許し、25-30と逆転されて前半を終了する。

 後半に入ると、#13大神の連続シュート、#7三谷の3Pシュートなどで点差を縮め、37-40の3点ビハインドで最終ピリオドへ。#9久手堅がスティールし、#6間宮がオフェンスリバウンドを獲り、全員がルーズボールを追うと、再び流れは日本に傾く。ついに#8石川のシュートで45-44と逆転に成功。残り5分間は日本の一方的な展開となり、点差が広がる。残り1分、ついにコートに立った唯一の高校生#15長岡。その#15長岡がディフェンスを振り切り、終了ブザーと同時にバックシュートを決めて63-54、9点差で白星スタートとなった。

 試合後、チーム全員が翼のように手を広げて、「みなさん!ハヤブサ~~~〜ジャパンです」と、大神雄子キャプテンが観客にご挨拶し、第1戦は終了しました。

 勝利した日本代表でしたが、記者会見にて中川ヘッドコーチは「ちょっと動きの切れ味が悪く、それに伴いスコアが63点しか獲れませんでした。一番足りなかったのは3Pシュート。3Pシュートが入ることで日本らしい展開や勢いが生まれますので、最低でも5本、良ければ8~10本は欲しいと思っています。ディフェンスからファストブレイクを出すことを要求していますが、その切れ味がちょっと足りなかった試合でした」と、課題点をあげました。

 同様にチーム最高の20得点を挙げた大神選手は、「初戦ということもあり、出だしにリズムを作れなかったのは課題であり、まだまだ完成度は低いという感じはあります。オリンピック予選が間近に迫る中、ゲームの中で修正することを選手たちは求められています。出だしは髙田選手が得点しつないでくれましたが、しっかりと状況を判断しながら冷静に対応できるように、コートにいる5人、チーム全体として取り組んでいきたいです」

 また、14得点、6リバウンドと活躍した髙田選手も、「点数が獲れてる時は良いが、止まってくるとどうしてもボールを持っている人以外が止まってしまい攻めるスペースが無くなっていました。その時にもう少しカッティングなどで打開し、修正して行かないといけません。ディフェンスの連携も良くなく、同じプレイでやられてしまいましたので、しっかりコミュニケーションを取りながら、試合中に修正できるとようにしたいです」と両選手とも反省点を述べました。

 カナダ代表のマクネイルヘッドコーチは「日本はとにかくシュートが良く入るチームです。また、前回(5月末)対戦した時に比べて、フィジカルが強くなったと思います」と評価しました。

 明日は舞台を大村市へ移し、メディア公開練習を行い、しっかりコンディションを整えて試合に臨みます。
 次戦は8月6日(土)14時から、ロンドンオリンピック予選の舞台と同じシーハットおおむらにて開催します。

<第2戦大村大会 チケット情報>
 第2戦大村大会の前売チケットは8月5日(金)までチケットバスケットにてお買い求めいただけます。
 また、当日券は8月6日(土)12時00分より会場にて発売します。
 ※前売で完売したチケットに関しては当日券の発売はありません。
 なお、会場へはなるべく公共交通機関をご利用の上お越しくださいますよう、ご協力お願いいたします。