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平成23年度女子日本代表チーム 第3次強化合宿(ヨーロッパ遠征) 第3戦 vsギリシャ

2011年6月3日

 5月22日(日)より第3次強化合宿(ヨーロッパ遠征)を行っている平成23年度バスケットボール女子日本代表チームは、スペイン・マドリッドからギリシャ・コス島へ移り合宿を続けている。すでに2度の練習試合を行い実戦力の強化を図った後、ギリシャ・コス島へ移ってからも、4on4のディフェンスのポジショニングやオフェンスの合わせの動きなど、試合へ向け再度確認を実施。滞在10日目の6月2日には、今遠征3戦目となるギリシャ代表(FIBAランキング14位)と練習試合を行いました。

 日本は国際経験豊富な#4名木、#5鈴木を始め、スピード感溢れるプレイを持ち味とする#19川原や#20小畑、遠征に合流した#9諏訪という初めての顔合わせで試合開始。

 第1ピリオド、先行したのはギリシャ。立ち上がり、日本はターンオーバーを連発し全くリズムが掴めず、ギリシャに得点を許す。さらに、日本の強みであるディフェンスが機能せず、我慢の時間帯となる。しかしその後、ギリシャもミスが続き、互い得点が停滞する。そのまま日本がギリシャを追いかける形で試合が続くが、第2ピリオドに入り、日本の反撃開始。持ち前の激しいディフェンスから24秒ヴァイオレーションなど相手のミスを誘うと、オフェンスでは#18石川や#16大庭のアグレッシブなドライブイン、インサイドへの合わせのプレイなどで加点し、じわじわと追い上げる。前半を終了し37-37、日本が試合を振り出しに戻す。

 後半、互いに一歩も譲らない一進一退の攻防が続き、第3ピリオド終了時点で61-60と逆転に成功。だが最終ピリオドに入り、すぐさま再逆転を許す。残り3分を切って4点ビハインドの日本は、ディフェンスのプレッシャーを強めて反撃のチャンスを伺うものの、立て続けにファウルとなり、相手にフリースローのチャンスを与えてしまう。ギリシャはそのフリースローを確実に得点へつなげ、リードを譲らない。75-81、最後までファウルトラブルに苦しめられた日本は追い上げもむなしく惜敗となった。

 日本は全メンバーに平等にプレイングタイムが与えられ、これまでの練習の成果を試す実戦となった。中でも、力強いドライブが持ち味の最年長#18石川が17得点をマークして活躍を見せ、チームを牽引。また石川に続き、初選出の#16大庭が高確率なシュートで12得点と存在感を発揮した。

 次は、6月3日の18時30分(現地時間)より、FIBAランキング39位のイスラエル代表と試合を行う。